◆原始の美術・要点
・美術の始まりは、狩りの成功や子宝に恵まれることなど、祈りを純粋に形にしたもの
・暮らしの中から生まれた力強い表現
・洞窟壁画
・石像
・巨石文化
・紀元前45000年~紀元前3200年頃
・地域 西欧全域
ラスコー洞窟の壁画
紀元前2万~1万5000年頃
フランス南西部(1940年に発見)
彩色の刻線画
動物たちとともに、たくさんの手形も発見されています。
アルタミラ洞窟の壁画
紀元前1万5000~紀元前1万年頃
スペイン北部カンタブリア州(1879年に発見)
彩色の刻線画
筆には、動物の毛や木の枝、指などを使い、獣脂や血、樹液などを混ぜた顔料を絵の具としています 。
他にもたくさんの洞窟があったのでしょうね!
スポンサーリンク
ヴィレンドルフのヴィーナス
紀元前27300年頃 オーストリアで発見
H 約11㎝ 石灰岩製
ウィーン自然史博物館蔵
大きな乳房とおしり。
女性の豊かな姿は、子供をたくさん授かることを願ったと考えられています。
日本の縄文時代の土偶と同じですね。
ストーンヘンジ
紀元前2500年頃
こちらはイギリス南部。
巨石文化の遺跡で、宗教的な意味合いがあると考えられています。
【参考図書】
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2019
続 西洋・日本美術史の基本 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2018
増補新装 カラー版 西洋美術史 高階秀爾監修 株式会社美術出版社 2021
カラー版 1時間でわかる西洋美術史 (宝島社新書) 宮下規久朗著 株式会社宝島社 2018