エーゲ海の美術

エーゲ海の美術 クノッソス宮殿

エジプト美術がナイル川流域で誕生した頃 、地中海の島々でも 高度な文明と美術が生まれていました。
クレタ美術は、エーゲ海で発達した美術。  
中心となったのは、海洋民族のクレタ島の人々でした。

年代 紀元前2000年~紀元前1500年頃
地域 クレタ島
キーワード 宮殿・シンプルな造形彫刻・平明な自然

たてごと弾きの男

たてごと弾きの男
Jean-Pierre Dalbéra from Paris, France, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons

 紀元前2800年~紀元前2300年頃
 大理石 アテネ国立考古学博物館所蔵

 シンプルにすっきりとした人体。

クノッソス宮殿

クノッソス宮殿
Bernard Gagnon, CC BY-SA 3.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Knossos_-_North_Portico_02.jpg

 紀元前2000年~紀元前1700年頃(旧宮殿時代)

部屋数1200以上。
儀式や政治の中心だったと考えられています。

伝説の王ミノスの迷宮とされ、1900年から発掘されています。
中央の大方庭を隔てて、東は王侯や家臣のための居住区で、西は倉庫群や宗教儀式に係るエリアです。

主な部屋には地中海の動植物が生き生きと描かれています。
さらに旧宮殿時代のカマレス式土器など、多くの土器金属器も発見されています。

エーゲ海の美術 クノッソス宮殿
クノッソス宮殿 イルカ
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Fichier:Minoan_Room_(35142219872).jpg
クノッソス宮殿 ミノア女性
cavorite, CC BY-SA 2.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Knossos_fresco_women.jpg
クノッソス宮殿
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Throne_Hall_Knossos.jpg
クノッソス宮殿 ユリの王子
『ユリの王子』 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Knossos_the_prince_of_lillies.JPG
クレタ島 クノッソス 地図 場所

カマレス陶器

カマレス陶器
Bernard Gagnon, CC BY-SA 3.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kamares_vases,_Heraklion.jpg

紀元前2000年~紀元前1700年(旧宮殿時代)

白 クリーム色 赤 オレンジ色の抽象文様
高い技術と洗練されたデザイン
クレタ島最初の独自の造形物です✨

カマレス陶器
Wolfgang Sauber, CC BY-SA 3.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:AMI_-_Kamaresvase_1.jpg

つばめとユリ

つばめとユリ
National Archaeological Museum of Athens, CC BY-SA 3.0 ,
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:NAMA_Akrotiri_4.jpg

紀元前2000年~紀元前1700年(旧宮殿時代)
アテネ国立考古博物館蔵

サントリーニ島の南端テラで発見された、古代都市アクロティリ遺跡のフレスコ画
動植物人々が明るく生き生きと描かれています! 

ミノアのフレスコ画 ボクサー
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:0020MAN-Akrotiri_frescoes.jpg
クレタ島 サントリーニ島

ミケーネ美術

ギリシャの南、ペロポネソス半島の南半分の地域で力を伸ばしてきたミケーネ人が、紀元前1400年頃クレタ島を征服します。
紀元前1100年頃には、ドーリア(ドーリス)人がこの地域を征服。
クレタ美術は、他様々な文化と融合して発展しました。

 紀元前1600年~紀元前1100年頃
地域 ペロポネソス半島・クレタ島
キーワード 要塞風宮殿・金属工芸

ミケーネ遺跡 クレタ島 地図 場所

アガメムノンの黄金の仮面

アガメムノンの黄金の仮面
DieBuche, CC BY-SA 3.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:MaskeAgamemnon.JPG

 紀元前1550年~紀元前1500年頃
 アテネ考古学博物館蔵

金でできた葬儀用の仮面
発見見したのは、 ハインリヒ・シュリーマン。
ギリシア神話伝説の都市トロイアを発掘したドイツの考古学者です。

獅子の門

獅子の門
Andreas Trepte, CC BY-SA 2.5 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lions-Gate-Mycenae.jpg
獅子の門
Orlovic, CC BY-SA 4.0 , https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lions_Gate_detail.JPG

紀元前1250年頃 ミュケナイ

巨石を用いた城塞で囲まれたミケーネ城の正門
向き合う2頭の獅子の中央には祭壇があり、左右対称に足を掛けています。

宮殿は正確な設計図によって建てられ、要塞に近い頑丈なものでした。
ギリシャ後期青銅器時代を代表する遺構です。

【参考図書】
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社  2019
続 西洋・日本美術史の基本  美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社  2018
増補新装 カラー版 西洋美術史  高階秀爾監修 株式会社美術出版社  2021
カラー版 1時間でわかる西洋美術史 (宝島社新書)  宮下規久朗著  株式会社宝島社  2018
芸術教養シリーズ5 古代から初期ルネサンスまで 西洋の芸術史 造形篇I  水野千依編  株式会社幻冬舎  2013