https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/Miniature_Model_of_Azuchi_Castle.jpg
答え ③ 安土城
1576年、織田信長が琵琶湖のほとりに築いたのが安土城です。
そして城の内装を担当したのは、狩野永徳(かのうえいとく)。狩野派(室町から江戸時代まで日本画壇の中心だった画派)の代表的な画人です。
のちに狩野派一門の障壁画は、桃山時代を代表する絵画様式となります。
狩野永徳の参考代表作👇
《唐獅子図屏風》(からじしずびょうぶ) 右隻
16世紀後半 東京国立博物館 国宝
《花鳥図》
1566年 大徳寺聚光院(京都)
他のお城もざっくりと確認を。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c1/Himeji_castle_in_may_2015.jpg
4級 過去問/Q.76
桃山時代 紙本金地着色 六曲一双
各160.4x365.2㎝ 米沢市上杉博物館(山形)国宝
答え ① 狩野永徳
こちらも狩野永徳(かのうえいとく)の代表作品です。
京都の市街(洛中)と、郊外(洛外)の名所や風俗を、一望のもと細密に描いています。
この《洛中洛外図屏風》(らくちゅうらくがいずびょうぶ)は、織田信長が上杉謙信に贈ったものと伝えられています。
全体はこちら👇
狩野永徳は安土城や大阪城、聚楽第(じゅらくだい・秀吉の城郭風の邸宅)などの、障壁画に筆をふるった桃山時代の絵師でしたね。華麗でダイナミックな表現で、狩野派の黄金期をもたらしました。
4級 過去問/Q.77
16世紀(桃山時代)紙本金地着色 六曲一双
各156.8x356㎝ 東京国立博物館 国宝
答え ① 長谷川等伯
この作品は、等伯50歳代の作品と推定されています。
余計なものがないシンプルな構図に、奥行きや広がりを感じさせる余白です。
他の作品もみごとです。
室町時代に活躍した水墨画家・禅僧。中国画から日本独自の水墨画風を確立。
東京国立博物館 国宝
名古屋城障壁画(上洛殿三之間)
4級 過去問/Q.78
答え ① 俵屋宗達
この《風神雷神図屏風》は、有名な作品ですね。
風神は風を司り、雷神は雷を司る神。
それぞれが両端ぎりぎりの緊張感…
金箔の無限の奥行…
墨に銀泥を混ぜて使うことで、墨と金という異質な素材の違和感も中和しています。
この作品には落款も印章もありませんが、宗達の真筆であることは確実視されています。
さらに宗達は、江戸時代初期に活躍した絵師ということのみで、生没年もはっきりしません。
この絵は琳派の後継者である、尾形光琳(おがたこうりん)や、酒井抱一(さかいほういつ)などによっても模写されています。
他の答えの作家は、
俵屋宗達と並ぶ江戸時代初期を代表する絵師。
《舟橋蒔絵硯箱》
4級 過去問/Q.79
答え ② 久隅守景
生没年不詳ですが、狩野探幽の弟子です。
「夕顔の 咲ける軒端の 下すゝみ 男はてゝれ 女はふたのもの」
の和歌を絵画化した作品です。
おぼろな月の光の下、農夫の家族が涼をとっています。
「てゝれ」は襦袢やふんどし
「ふたの物」は腰巻
守景はこのような田園風俗画を得意としました。
他の答えの作家も確認しておきます。
《雷神》(落雷図)
《徳川光圀像》 水戸徳川博物館
この作家については次の問題で。
【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction] 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2019
続 西洋・日本美術史の基本 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2018
増補新装 カラー版日本美術史 辻惟雄監修 株式会社美術出版社 2020

