トルコ、イスタンブールにあるビザンティン建築を代表する建物は?
① サン・ヴィターレ聖堂
② ノートル=ダム大聖堂
③ サンタ・マリア・マッジォーレ聖堂
④ アヤ(ハギア)・ソフィア大聖堂
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019 p.56
ビザンティン建築とは、4世紀頃から始まった東ローマ帝国時代の建築様式のことで、大ドームとモザイク壁画が特徴です。
ギリシャやトルコなど 地中海の東側に見られます。
この建物は、キリスト教の大聖堂として建てられ、オスマン帝国時代にはイスラム教のモスクとして使用されました。
ドーム式とバシリカ式の2つの建築様式が融合しています。
現在はアヤ(ハギア)・ソフィアとよばれる博物館です。
場所はここ👇
他の答えの聖堂は、
ビザンティン建築(八角形の特殊な平面構成)
ゴシック建築
バシリカ様式
とりあえず 「ビザンティン建築=ドーム」 ですね!
4級 過去問/Q.7
ピサはイタリア、トスカーナ地方の都市ですね。
ピサの斜塔は、イタリアロマネスク建築の代表作です。
ロマネスクとは「ローマ風」の意味。ゴシックの前の建築様式です。
1173年に始まった工事の途中から傾き始めて、2度の中断。
1372年に最上階の鐘楼のみ垂直にして完成しました。
この斜塔を含む「ピサのドゥオモ広場」は、1987年に世界遺産に登録されています♪
4級 過去問/Q.8
これはフランス、ヴェズレーにあるサント=マドレーヌ大聖堂入口の浮彫彫刻です。中央に大きく表れている人物はだれですか?
① モーゼ
② 洗礼者聖ヨハネ
③ ゼウス
④ キリスト
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019 p.56
西側正面タンパン浮彫彫刻 1120-30
タイトルは《使徒たちに布教の使命を授けるキリスト》。
キリストが使徒たちに、世界各地に福音の教えを伝えるよう告げている場面です。
キリストの手先から霊気が発せられ、それを浴びた使徒たちは、各地の様々な言語を話す力が与えられたそう!
サント=マドレーヌ大聖堂の完成は1138年です。
こちらも1797年 「ヴェズレーの教会と丘」 として、世界遺産に登録されています。
4級 過去問/Q.9
バラ窓
12世紀 シャトル大聖堂
色ガラスの小片を組み合わせ、絵や模様を作り出すステンドグラス。
聖堂内を光と色で彩り神秘的な空間をつくります。
この「バラ窓」と呼ばれるステンドグラスがあるのは、シャルトル大聖堂。
フランスで最も美しいゴシック建築のひとつです。
建築技術の向上により、窓を大きくすることが可能となりました。
この大聖堂も1979年に世界遺産に登録されています♪
4級 過去問/Q.10
ドミティラ(ローマ)
カタコンベは、キリスト教徒が地下に作ったお墓。
「窪地のあたり」を意味する言葉が語源です。
ローマを中心に各地に造られました。
その内部にはキリスト教の概念を描いた壁画や、石棺の浮彫彫刻、洗礼に使用した儀式用の祭室など、キリスト教美術の源流をみることができます。
他の答えは…
主に教会建築で、建物や部屋から半円形に張り出した部分。
サンタジュリア大聖堂(イタリア)
古代ローマで古代ギリシャの影響をうけた建築。
長方形で左右に長い側廊があり一番奥に祭壇があります。
サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(イタリア)
大聖堂のことで、司教座のある重要な聖堂のこと。
「大聖堂」と「教会(church)」の違いは司教座の有無。
椅子や座席を意味するギリシャ語カテドラに由来。
イタリア語では「ドゥオモ」。
【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction] 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2019
続 西洋・日本美術史の基本 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2018
増補新装 カラー版 西洋美術史 高階秀爾監修 株式会社美術出版社 2021