美術検定対策 4級 西洋美術 Q.25・26(北方ルネサンス美術・バロック美術)

Q.25
下図のうちデューラーの作品はどれ
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.64
グリューネヴァルト キリストの磔刑

快楽の園 ボス

エラスムス ホルバイン

デューラー 四人の使徒

答え ④ 《四人の使徒》

アルブレヒト・デューラー(1471-1528)、晩年の代表作です。

デューラー 四人の使徒

1526年 油彩・板
左図212.8×76.2㎝ 右図212.4×76.3㎝
アルテ・ピナコテーク(ミュンヘン)

この4人の聖人は左から、ヨハネペトロマルコパウロ

当時 人間は4つの気質(四体液質)に分類されるという考えがあり、

ヨハネは 活発で外交的な多血質  
ペトロは 落ち着いた粘液質  
マルコは 情熱的な胆汁質 
パウロは まじめな憂鬱質  

というように描き分けています。
「四気質」も調べると面白そうですね…

他の作品は

マティアス・グリューネヴァルト
《キリストの磔刑》
グリューネヴァルト キリストの磔刑

1512~1516年頃 油彩・板
全図376×688㎝ ウンターレインデン美術館(コルマール)

② ヒエロニムス・ボス
《快楽の園》
快楽の園 ボス

1490-1500年 油彩・板
205.5×385㎝(額縁含む) プラド美術館(マドリード)

③ハンス・ホルバイン(子)
《エラスムス》
エラスムス ホルバイン

1523年頃 
油彩・板
43×33㎝
ルーブル美術館(パリ)

ホルバインは、アナモルフォーシス(角度を変えることで正常に見える技法)を使う画家として知られています。

この作品みたことありますよね!
《大使たち》

ホルバイン 大使たち

この足元の斜めのもの 👆

右へ移動しながら鋭角にみると…… 髑髏 ドクロ!!

ホルバイン 大使たち 頭蓋骨

1523年頃 
油彩・板
43×33㎝ 
ルーブル美術館(パリ)

凄いですよねー
何の問題を解いていたのか忘れましたねー💦

Q.26
下図の作品を描いたのは
① ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
② レンブラント
③ カラッチ
④ カラヴァッジョ
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.66
カラヴァッジョ 聖母の死

《聖母の死》
1601~1605/06年
油彩・キャンヴァス 
369x245㎝
ルーブル美術館(パリ)

答え ④ カラヴァッジョ

「聖母マリアの死」という特別で象徴的な場面を、カラヴァッジョ(1571-1610)は極めて現実的な死の場面として描きました。

だらりと垂れ下がった左手…
むき出しの足…
簡素なベッド…

そのリアルな迫力が人々に恐怖を与えるとして、依頼主の聖堂から受け取りを拒否されています。

人物を闇の中から浮かび上がらせるの劇的な効果は、カラヴァッジョの得意とするところ。のちに「光の魔術師」と呼ばれるレンブラントや、「夜の画家」と呼ばれるラ・トゥールらへ、大きな影響を与えています。


本名は、ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジョ

あの彫刻家、ミケランジェロと同じ名前だったんですねー。しかしあまりにも偉大な名前だったので、カラヴァッジョ(住んでいた町の名前)の方で定着したようです。

【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction]  美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社  2019
続 西洋・日本美術史の基本  美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社  2018
増補新装 カラー版 西洋美術史  高階秀爾監修 株式会社美術出版社  2021
絵でわかるアートのコトバ  美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社  2011
この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門  佐藤晃子著 株式会社美術出版社  2019
366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ)  瀧澤秀保監修  株式会社三才ブックス  2019