
ミケランジェロ・ブオナローティ
1536年-1541年 フレスコ
1370×1200㎝ システィーナ礼拝堂(バチカン)
《最後の審判》だけは、ミケランジェロ(1475-1564)です。
システィーナ礼拝堂の壁画ですね。
それ以外はすべて、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の作品です。
ミケランジェロとともに、ルネサンスを代表するレオナルドは、絵画、彫刻、建築、自然科学、哲学など、あらゆる分野で革新的な研究を残した「万能の人」✨
「ダ・ヴィンチ」とはヴィンチ村出身という意味です。
他の作品も確認しておきます♪

1483年-1486年
油彩・板(19世紀にキャンバスへと移植)
199×122㎝
ルーブル美術館(パリ)

1503年-1505年
油彩・板
77×53㎝
ルーブル美術館(パリ)

1508年頃
油彩・板
168×112㎝
ルーブル美術館(パリ)

1490/1515-1516年頃
赤チョーク・紙
33.3x21.3㎝
トリノ王立図書館(トリノ)
以前、ミケランジェロとの素描を比較した展覧会を観ました。
パッと見ただけでは区別しにくい二人の素描も、近くに寄ると斜線の向きではっきりします。
左利きのレオナルドは、左上から右下に向かってのハッチング(平行な線の描き込み)が特徴的です。
下の作品でもよくわかりますね♪

《少女の頭部》
1483-1485年
18.1×15.9㎝
シルバーポイント
トリノ王立図書館(トリノ)
こちら
右利きのミケランジェロは、右上から左下へ!
さらに斜線を交差させたり。👇

《レダと白鳥》
1530年
カーサ・プオナローティ
他の巨匠の自画像も参考までに♪

1506年頃の自画像
テンペラ・板
47.3×34.8㎝
ウフィツィ美術館(イタリア)

《東方三博士の礼拝》に書き込まれた自画像

《東方三博士の礼拝》
1475-1476年 111×134㎝
ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
右端にいますね♪

《最後の審判》に書き込まれた自画像
中央あたり、キリストに右下に!
【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction] 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2019
続 西洋・日本美術史の基本 美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社 2018
増補新装 カラー版 西洋美術史 高階秀爾監修 株式会社美術出版社 2021
366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ) 瀧澤秀保監修 株式会社三才ブックス 2019