美術検定対策 4級 西洋美術 Q.11・12(初期ルネサンス)

Q.11
《ヴィーナスの誕生》を描いたのは?
ボナヴェントゥーラ
ボッティチーニ
ボッティチェリ
④ボライウォーロ
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.58
ヴィーナスの誕生

《ヴィーナスの誕生》
1485年頃 テンペラ・キャンバス
172.5x278.5㎝ 
ウフィツィ美術館(フィレンツェ)

答え ③ ボッティチェリ
ボッティチェリ

《東方三博士の礼拝》に書き込まれたボッティチェッリの自画像
1475-1476年頃

描いたのはフィレンツェで活躍した、サンドロ・ボッティチェリ(1445-1510)。初期ルネサンスを代表する画家です。

生れたばかりのヴィーナスが、貝殻の上で「恥じらいのポーズ」✨
これは古代ローマ彫刻に由来するポーズです。

Q.12

これもボッティチェリの作品です 題名は?
①《田園の奏楽》
②《プリマヴェーラ(春)》
③《快楽の園》
④《パリスの審判》

出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.58
プリマヴェーラ 春 ボッティチェリ

1480年頃 テンペラ・板
207319㎝ ウフィツィ美術館(フィレンツェ)

答え ② 《プリマヴェーラ(春)》


《プリマヴェーラ(春)》
は 、《ヴィーナスの誕生》 とともに、メディチ家からの注文で描いたといわれています。

当時イタリアで権勢を振るったメディチ家は、キリスト教の制約を受ける中世芸術よりも、人間中心のギリシア・ローマ時代の芸術を好みました。レオナルド・ダ・ヴィンチラファエロなど多くの芸術家や学者を支援していました。


2つの作品はどちらもテンペラ画 。テンペラとは「混ぜ合わせる」とう意味のラテン語Temperareが語源です。主に卵黄顔料を混ぜ合せた絵具で描かれた絵をテンペラ画といいます。

19世紀の産業革命で、チューブ絵具がでてくるまでは、漆喰の壁面に描いたフレスコ画や、石膏を下地に塗った板に描いたこのテンペラ画が主でした。

油絵には黄変・暗変がありますが、テンペラ画は経年劣化が少なく、鮮明な色彩を保ちます。

だから半世紀以上も前の絵が美しいままなんですね✨

他の答えは…

《田園の奏楽》
ジョルジョーネ 田園の奏楽

ジョルジョーネ

1509-1510年
油彩・キャンヴァス
105×136.5㎝
ルーブル美術館(パリ)

《快楽の園》
ボス 快楽の園

ヒエロニムス・ボス

1503-1504年
油彩 220×389㎝ 
プラド美術館(マドリード)
《快楽の園についてはこちらを!

《パリスの審判》

このテーマは、たくさんの画家が描いています。その一部を!

ルーベンス パリスの審判

パウル・ルーベンス

1597-1599年
油彩・板
133.9×147.5㎝
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)

ルノワール パリスの審判

ルノワール

1503-1504年
油彩
220×389㎝
プラド美術館(マドリード)

ミュシャ パリスの審判

アルフォンス・ミュシャ

1895年 油彩 個人蔵

【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction]  美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社  2019
続 西洋・日本美術史の基本  美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社  2018
増補新装 カラー版 西洋美術史  高階秀爾監修 株式会社美術出版社  2021
366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ)  瀧澤秀保監修  株式会社三才ブックス  2019