美術検定対策 4級 西洋美術 Q.49・50(ポスト印象主義)

Q.49
この絵の背景に描かれているのは、ある国の文物です。その国はどこ?
① 中国
② アフリカ
③ タヒチ
④ 日本
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.76
ゴッホ タンギー爺さん

フィンセント・ファン・ゴッホ
《タンギー爺さん》

1887年頃 油彩・キャンヴァス
92×75㎝ ロダン美術館(パリ)

答え ④ 日本

このタンギー爺さん、モンマルトルで画材店を営んでいました。

画材代金の代わりに絵を受け取ることで、貧しい画家を支援

ゴッホもお世話になったその一人です。

フィンセント・ファン・ゴッホ

ゴッホ 自画像 1855年

この絵の背景にあるのは、歌川広重歌川国貞渓斎英泉(けいさい えいせん)などの、実在した6点の浮世絵です。

 歌川広重《富士三十六景 相模川》

 歌川広重《五十三次名所図会 石楽師》

 歌川国貞《三世岩井粂三郎の三浦屋高尾》

 渓斎英泉《雲龍打掛の花魁》

 作者不詳《東京名所 いり屋》

 あと1点は未判明

当時のヨーロッパは、「ジャポニズム」と呼ばれる空前の日本ブーム✨

絵画においても、浮世絵工芸品がモチーフとして登場していました。

きっかけは日本の開国です。 欧米諸国と始まった貿易で、輸入品の包装紙として使われていた葛飾北斎『北斎漫画』が話題となり、ブームの下地になります♪

さらに日本のパリ万博への参加により、日本の文化や美術品への関心は、ますます高まっていきました。

ゴッホも、その大胆な構図の浮世絵に魅せられ、作品を集めて研究。そのコレクションは400点もあったとか!

また、西洋絵画で人物を正面から描くというのは、宗教画で主に用いられる向きです。

おそらくゴッホは、とてもお世話になったタンギー爺さんを、聖人のように描こうとしたのだろうと考えられています✨

Q.50
これらのうちゴーギャンの作品は?
①《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》
②《グランド・ジャット島の日曜日の午後》
③《シテール島への巡礼》
④《草上の昼食》
出典:美術検定実行委員会・編『美術検定4級問題集-アートを楽しむ』 (株)美術出版社 2019  p.78
ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山
①《サント=ヴィクトワール山》
1887年頃 油彩・キャンヴァス 67x92㎝
コート―ルド・インスティテュート・ギャラリー(ロンドン)
ゴーガン タヒチの女たち
②《タヒチの女たち》
1891年 油彩・キャンヴァス
69x91.5㎝ オルセー美術館(パリ)
ゴッホ アルルのゴッホの寝室
③《アルルのゴッホの寝室》
1889年 油彩・キャンヴァス
73.6x92.3㎝ シカゴ美術館
ルソー 夢
④《夢》
1910年頃 油彩・キャンヴァス
204.5x298.5㎝ ニューヨーク近代美術館
答え ②《タヒチの女たち》
ゴーガン タヒチの女たち

35歳で画家となったポール・ゴーガン(1848-1903)。それまでは株の仲買人でした!

アルルでゴッホと共同生活をしますが、やがて西洋文明から離れた原始の世界を求めて、南太平洋のタヒチへ。そこで優れた作品を生み出しています✨

1891年

この作品も、1891年にタヒチで描かれたもの。

平らな画面に、輪郭線と大きな色の面、紫、赤、緑などの鮮やかな色彩が特徴です。

西洋文化とは違う異文化を融合した独特のスタイルです。

【参考図書】
知る、わかる、みえる 美術検定4級問題[入門編 introduction]  美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト 美術検定実行委員会編  株式会社美術出版社  2019
続 西洋・日本美術史の基本  美術検定実行委員会編 株式会社美術出版社  2018
増補新装 カラー版 西洋美術史  高階秀爾監修 株式会社美術出版社  2021
この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門  佐藤晃子著 株式会社美術出版社  2019
366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ) 瀧澤秀保監修  株式会社三才ブックス  2019